産業・企業カウンセリング
カウンセリングにおいては、基本的に復職を目的に行います。基本的な対応は認知行動療法によるカウンセリングと同じで、現在の状況の把握と心理社会教育を行った後、それぞれの問題と時期に合わせて対応を行っていきます。
たとえばうつ病の方に対するカウンセリングの一例では、
- 休むべき時に十分に休めるように働きかけ、
- ある程度の活動性を持つようアドバイスし、
- 多少の対人関係者社会適応をはじめるよう伝え、
- 会社と復職について協議し、
- 復職前の不安や焦燥感に対応し、
- 復職リハビリについて計画を立て、
- 復職後のサポートを行う
となります。
また、これらカウンセリングの中で、休職に至ったストレスをため込んでしまう本人のシステム(認知・行動のクセ)が修正できるように働きかけます。
上記のように病気や復職に関して取り組むことが多い産業・企業カウンセリングにおいても、通常のカウンセリングと同様、自分の事や家族の事などプライベートな問題について相談する事が出来ます。
これは、何が原因の問題であっても、結果として従業員の仕事のパフォーマンスを低下させるのであれば、それに取り組むことで企業や会社が恩恵を受けるからです。